「ホンっっっと、理解に苦しむっ!」
「アイツの言動、行動、態度全てっ!」
いますよね、そんな人。一緒にいるだけでストレスになる人。
関係を持たずにやっていけるならそうしたい。
けど、そうもいかない・・・
どうやって付き合っていけばいいのか??
ちょっと、こう考えてみてください。
「理解できない」ではなくて「理解したくない」ではないか?
これって裏を返すと実は、原因は自分の中にあるんです。
相手を理解する方法:その1
まず自分に目を向けてみる
あなたの中の「正しさ」に着目
「理解できない」を言い換えると「受け入れられない」ということですよね。
相手を受け入れるか入れないかはあなた次第で、あなたに選択権があります。
受け入れようと思えば、受け入れられるはず。
でも、受け入れないということは、
「理解できない」=「受け入れたくない」
ということになります。
つまり、「理解したくない」ということです。
これは、あなたの中にある「正しさ」が原因です。
正しさとは何か?
「こうあるべき」の「べき」の部分です。
「べき」とは?
① 当然のなりゆき、あるいは、そうなるはずの事柄を述べる。 「いま満開のこの花もやがては散るべき運命にある」 「最近における少年犯罪の増加は恐るべきことだ」
② 〔「べきだ」 「べきである」などの形で〕 義務づける意味を表す。 「この件についての責任はすべて幹部がとるべきだ」 「無責任な批判はなすべきではない」
コトバンク小さい頃からのしつけや習慣、常識とも信念とも言います。
さらに言うと、あなたの中の「真実」です。
ときに思い込みとして表れ、ストレスの根源になることもあります。
まずは、ここに目を向けます。
とはいえ、何かを行う必要はありません。
まずは、それが何か気づくだけでOKです。
相手を受止めてみる
いきなり受入れなくていいです。
まず、受止める努力をしてみてください。
ここがまず第一歩です。
こう考えてください。
あなたと同じように、相手の中にも「正しさ」があります。
生きてきた中で時間をかけて「正しさ」は形成されます。
習慣、思考、信念、人間関係など人格を形成するもの全てが「正しさ」です。
無意識のうちに根付いたものもあり、なぜそうなったのか?自分でも忘れていることものもあります。
ものごころがつく前に、自分の意思とは関係なく植え付けられた「正しさ」もあります。
あなたと同じように、これまで生きてきた環境によってそうなったのでしょう。
「もしかすると、親の影響?」
「これまでの人間関係の影響?」
答えを見つける必要はありませんが、答えを知りたいなら直接聞いてみるのが最も効果的。
「キミの態度や考えにいつもストレスを感じている。でもなぜキミがそうするのか知りたい。教えて欲しい」
と、正直に聞くことです。
もしかすると、あなたが相手に抱いている感情と、全く同じ感情をあなたに対して相手も持っているかもしれません。
もしくは、完全に無意識でやっていたのかもしれません。
もしかすると、「あっそうだったの?悪いことしたね。ごめんねっ!」と素直にあやまってくるかもしれません。
相手を理解する方法:その2
それは、自分に言っている(思っている)
怒り・ストレスの裏にある心理
「イライラするっっ」
いつもイライラしている人いますよね。
口に出さなくても表情や態度でわかります。
このとき、
「何であの人あんなにいつもイライラしてるの!?こっちがイライラするっ!」
はなく、
「彼は自分に対してイライラしてるんだ」
と解釈してみてください。
イライラする人って、実は必死に自分を守っているんです。
怒りやストレスの裏にある心理は、恐怖です。
時間やルール、人間関係やお金。
自分を取り巻く現実世界の中で脅迫観念を抱くようになり、ストレスを溜め込み発散できないでいるんです。
その原因は様々。
そして、ストレスの正体はズバリ、
言いたいことが言えないこと。
です。
つまり、思っていることを言えない。
感じていることを表現でいない。
感情を表現できない。
喜怒哀楽を表に出せない。
つまり、ストレスの原因の多くは、自分を表現できないことなんです。
いつもイライラしている人は、あなたにだけはストレスを発散できるんです。
その人にとってあなたは、とても貴重な存在なんです。
では、なぜ自分を表現できないのか?
言いたいことを言うと、避難を浴びたり、軋轢が生まれたり、衝突が生まれたり。
人間関係に歪みが生じます。
そうした避難や軋轢、衝突から自分を守っているんです。
イライラしているのは、言いたいことが言えずストレスが溜まっているのに、何もできない自分を悔やんでいるんです。
良くないのは、ストレスをぶつけやすい相手にぶつけてしまうこと。
そんな、自分を必死で守っている人を注意したり怒ったりしても逆効果です。
さらに自分を守ろうとするだけ。
そんなときは、こう考えてみてください。
「自分もそういうときあるのかもしれない」と。
そして、話を聞いて、言いたかったことを吐き出させてあげる。
ガス抜きをしてあげる。
これが一番の方法です。
その相手は、心を開いてリラックスできる、全く人間関係のない人がいいでしょう。
まず、自分を理解する
「自分の理解度」と「相手への理解度」は比例する
結局、相手を理解できずに苦しんでいる状態は、自分を理解できない、もしくは受け入れられていないということなんです。
ここ最近、新型コロナウィルスによって人間関係が壊れてしまうということがありました。
- 病院勤めの子供が学校の登校を拒否された
- 荷物の配送員の人に除菌スプレーを吹きかける
などなど。
これって、自分はウィルスにかかってないということが前提にあるから起こることですよね?
自分が陽性だったらどうなるでしょうか?
荷物を運んでくれる配送員さんは、リスクを承知で配送してくれています。
感謝以外に何もありません。
その子の親が自分のような陽性反応の患者をリスクを承知で看病してくれています。
理解できない人は、もしかすると全くあなたが知らない苦労をしているのかもしれません。
仕事上ではもちろんですが、プライベートでも何かストレスを強いられているのかもしれません。
相手から学ぶ
「人のふり見て我がふり直せ」と言います。
僕らは誰かの言動や行動を見て、ふと自分に置き換えて見ることがあります。
そんな時、気づかされることがけっこうあります。
少なくとも僕の人生においては、良い見本より反面教師から学んだことの方が役に立っています。
今回お話しした、自分の中にある「べき」が何なのか?
僕の経験で言うなら、相手の「べき」を考えることで見えてくるものです。
そうすることで相手の立場に立ってものごとを考えることができます。
僕はこれが「思いやり」と思っています。
ちゃんと相手の立場に立って、思いやりの心で見てみると、自分の中のもやもやが「ふと」無くなることがあるんです。
まるで、蒸発するように。
今回ご紹介した方法、解釈を持って相手とコミュニケーションを取ってみてください。
具体的な方法は、ケースバイケースなので書ききれませんが、「話す」だけでなく「傾聴する」など、かなりのコミュニケーションスキルが必要です。
これからの人生の中で、きっとどこかで役に立つはずです。
ぜひ、トライしてみてください。
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