ブログを始めて間もなくすると、「今後、どういう方向性にしたらいいのか?」と迷いが生じることがあります。
結論から言うと、最初から方向性を決められないんです。
決めていたとしても、変わることの方が多いです。
では、どうすればいいか?
カテゴリの決め方なども含め、この壁を突破する方法をご案内します。
最初から方向性は決められない
ユーザーありきで考える
ブログと盆栽の共通点
僕が考えるブログの方向性は盆栽と同じで、枝や葉が育たないと、方向性は決められません。
まず育てる
よく言う「100記事書きましょう」です。
記事は例えるなら「枝葉」です。
「枝葉」が育ってなければ、どう形を整えるか考えることもできません。
整える
- 分析:サーチコンソールで検索されているキーワードをチェック
- リライト:分析に応じて本文やタイトルを修正
- カテゴリ:必要に応じてカテゴリを追加、統合
- ブログタイトル:必要応じて再考案
最初から狙った通りの結果は出ません。
盆栽もきっと、最初から完成なんてないです。
育てるのはここからです。
徐々に方向性が見えてくる
- 分析:アナリティクスでランディングページをチェック
- 目標設定:アナリティクスでイベントやコンバージョンを設定
ブログは、見てくれる人、読んでくれる人がいて初めて成立します。
自己満足だけで終わるのあれば、日記でいいはずです。
サーチコンソールやアナリティクスでユーザーの反応を見ながら、どういう記事を追加していくか、どういうジャンル・カテゴリを追加するかを検討していきます。
後は「整える」と同様のことを繰返し。
このあたりから徐々に方向性が見えてきます。
盆栽も、成長を見ながらどう型取っていくかを考えます。
最初から方向性は見えません。
最初に方向性を決めていても変わります。
必死で書いた記事より、テキトーに書いた記事のアクセスが良かったりすることもあります。
こうした、ユーザーから思わぬ反応があるんです。
ユーザーありきです。
カテゴリは本屋さんの棚を参考に
カテゴリを構成すると、ブログの方向性が見えてきます。
では、どんな考え方でカテゴリを決めるといいのか?
カテゴリの役割
カテゴリの構成は、ユーザー目線が大事です。
ユーザーがカテゴリを見るとき、「このブログには、他にどんな情報があるのか?」という思いで見ます。
カテゴリは、本屋さんの棚みたいなものです。
本を選ぶとき、「他に参考になりそうなのあるかな~」と同じ棚を探しますよね。
ブログのカテゴリも同じ役目があります。
「こんな情報も参考になりなすよ~」というタイトルと構成を意識しましょう。
アフィリエイト特化型の場合は、同じジャンルで上位サイトを参考にするのがセオリーです。もしくは、扱う商材の専門誌などの「本の目次」を参考にします。
ユーザー目線が分かる
本屋さんは情報の宝庫です。
本屋さんの棚は、読者を意識したマーケティング的要素がたくさん含まれています。
お客さんが、目的に合った本を効率よく選べるように棚が整理されています。
本屋のフロアマップを見るだけでも、ブログの方向性やカテゴリ構成の参考になります。これを手本にしない手はありません。
ポイントは、読者目線で見ることができることです。
本屋さんはリアルなブログです。
記事量産のコツ
記事を書かないと何も始まらないのですが、ここでみんな苦戦します。
中にはとにかく書くのが好きという人もいますが、稀です。
僕も、例外なく苦戦しました。
そういう場合は、工夫が必要。
コツは、「思考」と「作業」を分けることです。
ライティング作業をパターン化
ブログで成功したいなら、1日1記事3ヶ月という定説があります(合計100記事)。
これが結構大変です。100記事書いても結果が出ないこともあります。
やっていると、苦行にも思えてきます。なので、効率化はとても大事です。
僕がやっているやり方は、「作業の単純化」という発想です。
思考と作業を分けて効率化を図る
作業としては主に、「情報収集」「ライティング」「編集」の3つがあります。
雑誌、新聞の記者をイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
- 情報収集
- ライティング
- 編集
完全に切り離すことはムリですが、これを、「思考」と「作業」に分けます。
- 思考:情報収集
- 作業:ライティング・編集
ブログの場合、情報収集とはリサーチのことです。
思考作業で7割完成
リサーチ(情報収集)の段階で、記事の見出し、構成も含め記事の7割を完成させます。
記事の完成
後は、読んで字のごとく「書く」作業です。
「編集」は、コンテンツ自体に影響を与えない編集です。
段落を入れたり画像を入れたり、表現を変えたりなどの作業です。
放置、熟成
記事の完成度を追求すると終わりがありません。
公開後は分析しリライトかけるので、公開時点でも完成とは言えことを認識しておきましょう。
公開後は、少なくとも一ヶ月は放置し、その後リライトしまた放置。
そうして記事は熟され、完成度が高まっていきます。
リサーチ(思考作業)で大きな差が
ブログ、アフィリエイトの肝であるライティング手法は属人的で、人それぞれなんです。
僕も色々と試行錯誤しながら、自分に合った今のやり方を確立しました。
ただ、ひとつ言えるのはリサーチの精度で結果が大きく違うことです。
以下の記事を参考にしてください。
トレンドブログとロングテール
どういったジャンル・テーマを扱っていくかを考えるときの参考にしてください。
運営者の趣味趣向、性格的な向き不向きもありますし、更新頻度への影響もあります。
トレンドブログとは?
今、流行りの話題や芸能ゴシップネタを扱うブログです。トレンドを追うのでトレンドブログと言われます。
最近ですと、TVのやらせ問題や、バイトテロ、芸能ゴシック、誹謗中傷などのネタを拾い記事にしていきます。
トレンドブログの特徴
- メリット:成果が出るまでが早い
- デメリット:情報の賞味期限が短い。流行りものなので廃るのも早い
- 更新頻度:たくさん更新しないとダメ
情報の賞味期限は短いですが、当たれば一気にページビューが集まります。
ロングテールとは?
ロングテールとは、マーケティング概念のひとつです。
パレートの法則(8対2の法則)に当てはめ、2割の主力商品と8割の主力以外の商品は、売上は全体で見ると同じになるともいう。
ロングテールの図
2割がトレンド、8割がロングテール。
- 2割:トレンドに乗った販売チャンスが多い商品
- 8割:ロングテールになった販売チャンスが少ない商品
ロングテールジャンルの特徴
- メリット:情報の賞味期限が長い。安定的にPVが稼げる
- デメリット:ジャンル・テーマ、収益化の方法によっては成果が出るまで時間がかかることがある
- 更新頻度:そんなに更新しなくてもOK
ロングテールのジャンル
ロングテールのジャンルは色々あります。
例えば、投資・運用、美容、健康、副業、節約など。
ざっくり言うと、お金と健康に関するジャンルで、特徴としては流行り廃りがないジャンルです。
英会話や転職、コーチング、占い、スピリチュアル、グルメなどもこれに当てはまります。
どっちがいいのか?
書き続けられるか?
記事を書くときに、書き分けることもできます。
僕は基本、ロングテールジャンルの記事を書きながら、時々、トレンド記事も書いています。
どちらが良いかは、ブログの方向性にもよりますし、好き嫌い、合う合わないもありますが、最も重要なことは継続です。
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